飲食店の人手不足の原因とは。

人手不足に悩んでいるお店の人たちの、現状の改善の役に立てばと思います。

 

飲食業界は人手不足に困っており、今働いている人たちは、長時間労働で休みもなく働いています。

店舗当たりの社員は少なく、アルバイトの人によって支えられています。

客観的にみれば、そんな環境なら会社を辞めればいいじゃんと思いますよね。

私もそう思います。現に私は10年間飲食業界に勤めていたのを辞めました。

給料は平均年収以上はもらっていましたが、休みの少なさが嫌になって辞めました。

 

Danny’s Blog

私は大学を卒業して飲食店の店長として8年、複数店舗を管理するスーパーバイザーとして2年働いていました。 仕事は楽しく、ス…

 

しかし、現代において、飲食店やコンビニは生活を豊かにするには欠かせない存在だと思います。

多くの方が利用しているでしょう。一人暮らしの方、共働きの方、忙しい人たちにとっては安くて食べられる飲食店の存在はありがたいのではないでしょうか?

災害時にも困った人たちのためにサービスを提供していたりとインフラに近いものがあります。

ですが、ブラック環境で働かせる企業は淘汰されていくべきだと思います。が現実はなかなかそういきません。

それは、接客が好き、人と関わるのが好きという人が多いので、お客さんのこと、一緒に働く仲間のことを考えて辞めない人がいるからです。

そういう人たちによってお店が支えられているのです。

 

従業員は人材?人財?

ブラック企業と呼ばれる企業の大半は、働く人たちを人件費として捉えています。

費用は高くなれば抑えます。

某牛丼屋でのワンオペも費用を抑えるための結果が、あのような形になったのだと思います。

抑えるというのはギリギリ、もしくは少ない人数でお店を運営します。

ひどくなると、サービス残業をして費用を抑えようとします。

そこに働いている人たちの精神的負担、肉体的負担への考慮など一切ありません。

育てるという意識もなく、その場の運営を乗り切ることだけを考えています。(最低限の仕事は教えることはしますが、人間的な成長はあまり期待できません。)

 

一方で、優良企業は、働く人たちを資産として考えています。

資産は、保有していると利益を生み出してくれるものです。

ですので資産を、どんどん増やすために投資を行います。人への投資は、教育や手当などのことです。

そういう企業に務める人たちは、楽しそうに働いています。働く人たちの労働環境がしっかりしているからこと、最高のサービスをお客様に提供できるのです。

 

 

従業員もお客さんも立場が違うだけで同じ人間です。

お客様にはしっかりしたサービスを提供しろというのに、なぜ従業員にはしっかりとした労働環境を提供しないんでしょう。

飲食業は競争が激しく単価が安いからか、低賃金が続いています。

しかし、人口が減っていく中、外国人の採用が増えている様にこれから採用難が加速していきます。

飲食業は大変な割に低賃金という環境を変えないと今後成り立たなくなるのは目に見えています。

 

働く人たちも、休みはしっかりとる。劣悪な労働環境には辞めるなどの自衛をしないと体を壊してしまいます。

劣悪な環境にいては、自身の一度きりの人生を無駄にしていることになります。

自分の人生は自分で切り開くためにも、早く見切りをつけて行動した方が良いでしょう。