社会人になると、会議や会社の業績を聞く場でキャッシュフローという単語が出てくると思います。
ここで、キャッシュフローの簡単に理解できるように意味を書いています。
キャッシュフロー(cash flow)の意味は、現金の流れです。直訳した意味のままですね。
キャッシュ=現金、フロー=流れ
です。
損益計算書についてはこちら
現金の流れとは?
現金の流れとは、現金を払った(支出)、現金が入ってきた(流入)動きのことです。
普段の生活で例えると、
①コンビニでジュースを現金で買った場合、120円を現金で払うので、キャッシュフローは120円の支出です。
②これが、クレジットカードが購入した場合、キャッシュフローの動きはありません。
クレジットカードの支払日がきて、120円引き落とされた時に、キャッシュフローは120円の支出となります。
ここで、注目して欲しいのが、同じジュースを買ったという取引にも関わらず、
キャッシュフローに違いが出るという点です。
キャッシュフロー計算書とは?
キャッシュフロー計算書とは、キャッシュフローの流れを記載した表です。
キャッシュフロー計算書には3種類あります
投資活動によるキャッシュ・フロー
財務活動によるキャッシュ・フロー
営業活動によるキャッシュ・フローとは、事業活動を通じて実際に稼いだお金のことです。
投資活動によるキャッシュ・フローとは、設備投資、有価証券投資等に伴うお金のことです。
財務活動によるキャッシュ・フローとは、お金の借り入れ、借入金の返済、配当金支払いに伴うお金のことです。
また、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合わせたものを
【フリーキャッシュ・フロー】といいます。
フリーキャッシュ・フローとは、企業が自由に使用できるお金のことです。
利益がたくさん出ていても、仕入れた商品の支払いが残っていたり、借入金の返済が多かったりすると、利益が多いのに自由なお金が使えない場合もあります。
そんな時にキャッシュフロー計算書で現金の状態を把握しておくと、効率よく経営判断をすることができます。
ちなみに、キャシュフロー計算書を理解しておくと、企業の現金の状況が把握できるので株式投資にも役に立ちます。